荒れ果てた巻機山の自然と景観をとり戻そうと、ボランティアで保全活動を始めて今年で37年目となりますが、地道な活動の積み重ねにより、主要な雪田草原や景観はみごとに復活しました。活動参加者は延べ1500名を超え、行政との良好なパートナーシップも築きました。
こうした長きにわたる活動の蓄積と成果が、魅力ある観光地づくり、観光の振興・発展に貢献したとして、10月1日、巻機山景観保全ボランティアーズが第5回観光庁長官表彰を受けました。受賞者はこのほかに、三陸鉄道、くまモンなど6団体。まさか社会現象にもなっているようなところと肩を並べるとは夢にも思いませんでした。そういう意味では巻機山の活動は異色かもしれませんが、これをひとつの励みとして、さらに活動を進めていきたいと思います。
巻機山景観保全ボランティアーズ 代表 松本清
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